投資トピック

 こちらのページでは、投資に関係するトピック関連する用語について、わたしの考えをお話したいと思います。

 まずは、現時点で思いつくこと、今後、お話したいトピックや用語を4つ考えました。これらについて、時間をかけて丁寧に記事を書きたいと思います。また、定期的に記事の見直しを行い、内容を充実させていきたいと思います。

現金資産の重要性(必要性)

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「レバレッジ投資」のメリットとデメリット

 結論からいうと、レバレッジ投資は、

  ① 「投資総額」中の「レバレッジ商品に投資する額」の割合
  ② レバレッジ商品に投資する、絶対金額
  ③ 投資をするときの、絶対年齢

などの条件により、メリットとデメリットが変ってくると思います。

 

 一般に、レバレッジ商品(例えば、ナスレバ)への投資は、「悪いこと」のようにと言われています。メディアによる煽り文句「10年間で1億の資産を築ける」などの儲け話に惑わされて投資を始め、いずれ必ず訪れる「相場の暴落時」で手放し(売却)、「大損する」だけでなく、それ以降、「投資をやめる」人がたくさんいるからです。

 批判を受けることを覚悟で言うと、「大損をすること」は、たいした問題ではありません。投資をやめて、「相場から撤退」してしまうことが、「人生の大きな損失」と言われています。従って、その可能性が高くなる、レバレッジ商品への投資は基本お薦めできません

 しかし、先に述べた①~③の事柄を考慮しながら投資を行えば、比較的メリットのある投資となり得ます。それでも、基本的にはお勧めはしません!

 しかしながら、投資の知識も経験もあり、一定のルールを守って投資を行う分には、そのリスクとリターンを考えて、「自己責任で投資もありかな?」とも思います。従って、レバレッジ商品への投資を、全面的に否定することはしません

 

① 「投資総額」中の「レバレッジ商品に投資する額」の割合

 ひとそれぞれ投資総額は違います。そこで、絶対的な金額ではなく、割合で考える方法です。

 レバレッジ商品は、非常にリスクが高いことが危険なところですが、リターンの高いところが魅力です。そして、この商品の特性を上手に引き出すためには、投資総額に占めるレバレッジ商品の投資割合を低くすることで、ある程度可能です。

 具体的には、相場の「暴落局面」では、ほとんどすべての商品が下落します。そして、その時に、レバレッジ商品は、その何倍も下落することがあります。従って、レバレッジ商品の割合が高い(中には、一発逆転を狙い、レバレッジ商品だけに投資する方もいます)と、相場以上の極端な下落にあうことになります。これは、かなりのベテランの方でも苦しい状況になります。

 しかし、全体に対するレバレッジ商品の割合が低ければ、相場と同程度か、多少多めの下落で済むことがあります。これにより、心の平静を保つことができます。

② レバレッジ商品に投資する、絶対金額

 特に、投資総額の大きい方に考慮が必要なことです。

 例えば、投資資金が100万円の方が、レバレッジ商品に20%投資したとします。つまり、20万円投資することにします。極端な暴落の場合、相場は50%くらい下落します。その場合、レバレッジ商品は80~90%下落することになります。下落幅を80%とした場合、20万円は4万円まで下落し、16万円を失うことになります。大きな損失ですが、16万円ならば耐えられる人もいるかもしれません。

 しかしながら、これが投資資金が大きくなると話は別です。極端ですが、投資資金が1億円の方が、同じ条件で投資して、暴落にあうと、2000万円は400万円まで下落し、1600万円を失うことになります。この場合、ほとんどの人が耐えられずに、底値で売却して損失を確定させてしまいます。

 つまり、①で述べた割合も大切ですが、絶対金額も大切だということです。

 レバレッジ投資においては、最初から「すべてを失っても大丈夫」な金額に投資することが基本になります。そうすれば、最悪の暴落に遭遇しても、精神的に安定を保つことができて、パニック売りを防ぐことができます。

③ 投資をするときの、絶対年齢

 こちらは、簡単に説明します。

 損失の割合や金額に関係なく、若い時の失敗は、大抵の場合、その後に取り戻すことができます。しかし、高齢になってからの失敗は、時にリカバーする時間がない場合もあります。よって、レバレッジ投資のようなハイリスクな投資は、高齢の方には推奨できません。

 もちろん、なににでも例外はあります。高齢であっても、高収入で、個人のリスク耐性も高く、投資経験も長い人であれば、レバレッジ商品の性質などを考慮して、投資することは可能だと思います。特に、非常に小額で、楽しむための投資としては、一考の価値があると思います。

 

複利効果と、長期の定期定額積み立て

 こちらでは、投資の最大の魅力である「複利効果」と、それを得るための方法としての「長期積立投資」についてお話します。

 この話題に関しては、多くの動画が Youtube で視聴できます。なので、そちらをご覧になった方が分かりやすいと思います。

 とりあえず、このサイトの「わたしの投資」の「分散投資」「現金資産の重要性」を参考にしてみてください。


 繰り返しますが、「福利効果」のメリットについては、私がここで説明するよりも「Youtube 動画」を見たほうが分かり易いと思います。なので、そちらをお勧めします。

 

 ここでは、少しだけ、長期(定期・定額)積み立てのメリットやデメリットについて、私なりの考えをお話ししたいと思います。

 まず、長期・積み立てのメリットは、何といっても「福利効果を得る」ことです。また、「時間分散」のメリットを得ることもできます。この、時間分散をすることで、投資の「ボラティリティ」を軽減できます。ボラティリティが低くなることで、「暴落」などにより投資から退場する可能性が少なくなります。

ボラティリティとは、
金融工学において、広義には資産価格の変動の激しさを表すパラメータ。

 

 次に定期的な投資ですが、これは相場を読まずに、機械的に投資することで、要らぬ情報に惑わされずに投資が続けられるメリットがあります。

 投資は、継続して勉強することが大切です(これに関しては賛否両論があります)。しかし、勉強のために見る「Youtube 動画」に惑わされて、折角の良い投資方法を変えてしまう、最悪やめてしまうことがあります。それを防ぐ目的があります。

 

 最後に、定額投資ですが、これも上の2つの事に関係してきます。つまり、相場を読んで、「ここでは投資額を増やそうとか、減らそうとする行為」は、デメリットに働くことが多いからです。ただし、相場の暴落時に、定期・定額積み立てとは別に、一括投資をすることは、メリットとされています。

 

 以上の事柄を整理すると、長期定期定額)積み立てメリットは、何も考えない(相場を読まない、雑音に流されない)ことで、長い期間、市場に留まることができ、結果、長期投資の最大のメリットである「福利効果」を得ることができることです。

 逆に、デメリットは、相場を読んで的確に売買する投資と比べれば、リターンが低くなることです。しかし、「相場を読む」ことは、「誰にもできない」と言われています。従って、大部分の方には、この方法が投資には適した手法であると言われています。

 

<応用編>

 先ほどお話ししました、長期(定期・定額)積み立てには、人間的なデメリットがあります。つまり心理的なお話です。この投資を始めればすぐに分かりますが、非常にシンプルで、一度必要な設定を行えば、やることはほとんどなくなります。従って、多くの方が「投資に飽きて」しまいます。

 もちろん、それは、いたずらに投資のために時間を割かないで、他の有効なこと(仕事や趣味、時には副業など)に時間を使えばよいのですが、大部分の人は、「良からぬ行動」を始めてしまいます。

 それが、折角の投資を台無しにすることが多いのです。その対応策として考えられるのが「投資で遊ぶ」ことです。「えっ」と思う方もいると思います。この後説明しますが、本当に遊ぶのではなく、気持ち的に遊ぶのです。


 結論から言うと、「わくわく」するような投資を、組み合わせることです。

 人により「わくわく」することは違いますが、方法としては「相場を読んで、利益を得る」ことや、「個別株投資」や「レバレッジ投資」です。何だか、今まで言ってきたことと矛盾することを、言っているように聞こえますが・・・

 まず、最も重要なことは、「わくわく」投資する金額を、投資総額の2割程度にすることです。投資全体を地味に成功させながら、楽しみの要素も手に入れるのです。この代表的な方法が、「コア・サテライト戦略」と言われるものです。

 具体的には、「コア投資」では、成功率の高い「長期の定期・定額積み立て」を行い、「サテライト投資」では、多少リスクをとってもリターンの可能性の高い投資を行う方法です。

 この戦略に決まりはありませんが、一般に、「サテライト投資」の投資額は、全体の1~2割、多くても3割と言われています。

 まず、安全な方法としては、「長期の定期・定額積み立て」をすべて投資信託で行い、銘柄で「コア・サテライト投資」を行う方法です。

 具体的な一例として、コア投資の銘柄には「全世界、S&P500、先進国」を選択し、サテライト投資の銘柄には「NASDAQ100、インド株式」などを取り入れても良いかもしれません。

 また、サテライト投資では、積み立てではなく、日本株や米国株などの個別株投資を行うのも良いかもしれません。投資信託だけに比べると、リスクは高まりますが、大きなリターンを狙えますし、何よりも「わくわく」して投資をすることができます。

 

投資で最も大切な「出口戦略」

 投資を長年やってきた後、最も大切になるのが「出口戦略」です。これを間違えると、それまでの何十年もの苦労が水の泡になる可能性があります。年齢が50歳を超えたならば、ある程度、頭の片隅においておきたいことです。

 もともとは、Youtube の動画で述べられていたことですが、私自身も、過去のデータを用いて、実際にシミュレーションを行い検証してみましたが、方法によっては、かなり有効な戦略になります。

余談・・・

 わたしの場合、この「出口戦略」を「プレ投資法」という戦略に用いて、効率的な「老後投資の方法」を考えました。これが上手くいくかどうかは分かりませんが、リスクは低いと考えています。人生は1回だけなので、やらずに後悔するよりも、トライしてみることにしました。結果が出るのは早くても2~3年後ですが、良い結果になると嬉しいです。

※ 残念ながら、2022年5月から始める予定だった「プレ投資」は、近年にないボラティリティーの高い相場の中、当初の計画での実施は見送られました。しかし、状況を見ながら分散して(当初は一括の予定)実践したいと思います。

 

出口戦略の例

 まず、出口戦略と言われてもピンとこない方もいると思います。投資における「出口戦略」とは、投資を終えて、その資産を取り崩すときの方法・考え方のことです。具体的には、以下のような方法が有名です。

 「4パーセント・ルール」による、定率取り崩し

 毎年、総資産の4%を取り崩して老後資金に充てる方法です。基本は、株式に投資して、キャピタルゲインを狙う方法です。これにより、資産を減らしながら増やしていく(または、減りを少なくする)方法です。一般的なシミュレーションでは、4%程度の取り崩しで30年後に資産が残っている確率は、90%以上と言われています。

 「高配当株式(ETF)」による配当金受け取り(元本維持)

 たこ足配当などを行わない、健全な高配当ETF等に投資を行い、原則として、資産をキープしながら毎年資金を得る方法です。FIREなどに用いられます。これを老後資金として活用するケースがあります。

 「株式50%+純金50%」による、定額取り崩し

 これは、Youtube動画で示されていたアイディアです。

 ①の方法では、株式100%なので、相場の影響を強く受けることになります。そこで、相場の影響を受けにくい(逆に値上がりする可能性もある)「純金」を組み合わせる方法です。

 相場が好調な場合は、その値上がり益を取り崩し、暴落している場面では、株式の売却を行わずに、純金の売却で資金を得る方法です。

 私は、この方法で手持ち資金の延命を図りながら、取り崩した資金を、新NISAなどの投資資金とする方法(プレ投資法)を試みようと考えています。

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