債券

 こちらでは、債券について取り扱います。

債券投資の魅力

 投資商品の説明として、「債券」は、一番最後になるのが一般的だと思います。なぜならば、「債券」は、一般の人には取っつき難く敬遠されがちだからです。しかし、このブログは、定年退職者をターゲットにしていますので、安全な投資として適している「債券現物)」を、一番最初に持ってきました。

 ご存じでしたか?
債権株式市場規模、どちらが大きいと思いますか?

 ご存じの方もいるかもしれませんが、債権の方が市場規模は大きいのです。つまり、世の中で、一番多く投資されているのは「株式」ではなく「債券」なのです。


 重要なことを、最初に言っておきます。

 株式にも言えることですが、債券投資するタイミングが非常に大切です。

 ただし、株式に比べて、投資のタイミングは計りやすい投資商品です。個人の力量(投資の知識)があまりなくても、「今が債券投資に適している時期だ」ということが、比較的分かりやすい世界です。

 そして、まさしく今が、米国債・社債(現物)の投資(購入)に適切な時期となっています。これは、数年に一度、あるかないかくらいの良いタイミング(2023年1月現在)です。ちなみに、投資に適しているのは、政策金利が高い時期です。為替が円高(現在、円安ですが、超円安は回避されています)であれば最高のタイミングです。

 そういう意味で、今が、債券投資に良いタイミングだと思います。今ならば債券に投資をすると、商品にもよりますが、好きな期間(2~3年、場合によっては30年以上でも)4~6%程度(ネット証券)の利回り確実」に期待できます

債券投資確実性安全性)について

 何の世界であっても、絶対というものはありません。従って、債券にもリスクはあります。債権の最大のリスクは、債券の発行体(国債なら国、社債なら企業)が破綻または倒産することです。

 なぜならば、債券は簡単に言えば、国や企業にお金を貸して、その利息をもらう商品です。そして、あらかじめ決められた時期(満期)がきたら、元本を全額返してもらうシステムです。従って、発行体が無くなってしまったときは、利息ももらえなくなりますし、元本も返してもらうことはできません。(一部は返却されます)

 しかし、米国債の場合、アメリカの経済的破綻を想定するのは、かなり無理があると思います。もちろん、企業の倒産は可能性がありますが、信頼性の高い企業、例えば「トヨタ」などは、倒産の可能性は低いと思います。そういう意味で、債券は確実性の高い、安全な投資商品と言われています。

※ 安全性の低い債券もあります。その場合、一般的には利率が高いです。

 ここで、株式投資との比較をしたいと思います。

 まず、株式投資の基本(王道中の王道)といえば、米国のS&P500のインデックス投資になります。この投資は長い期間(20年以上)を平均すれば、毎年の利回りの平均が10%(最近は5%くらい)と言われています。10%は、とても魅力的です。多くの人が株式に魅力を感じるのはこのためです。

 しかし、株式の場合は、1年間で30%失う(場合によっては60%失う)ときもよくあります。いくら平均で10%と言われても、タイミングが悪ければ、暴落がおきて10年以上経たないと、もとの価格に戻らないときもあります。これは、定年退職者にとってはつらいです。

 こうした状況を考えると、20年以上もの期間、4~6%の利回りが、ほぼ確実に期待できることは、本当に魅力的だと分かります。また、資産規模が大きければ大きいほど、この確実性魅力は増していきます。なので、多くの資産家は、株式でなく債券に投資をしているのです。

 

投資方法

 さて、それでは、具体的な投資方法について説明しましょう。

 まず、前提として、プライベートバンクファイナンシャル・プランナーなどは利用しないとします。つまり、誰もが使えるネット証券での債券投資を考えます。

※ プライベートバンクやファイナンシャル・プランナーは非常に良い条件の債券を扱っています。ただし、資産家しか利用できなかったり、別途、手数料が発生したりします。また、最低投資金額が数千万円になる場合もあります。よって、万人向けではありません。

 それでは、具体的な債券の投資方法を示します。

種類説明特徴
現物実際の債券(国債や社債)個別投資になるので詳細を
綿密に検討する必要あり
投資信託
/ETF
債券を様々なカテゴリで
インデックス化した商品
株式と同じような性格を持つ
(タイミングに注意)
組み合わせ商品
(投資信託)
債券や株式などを組み合わせた商品出口戦略(資産の取崩しなど)に
便利な商品

 大雑把には、上記の3種類になると思います。

債券の現物購入

 現在、債券のどの投資の方法でも、比較的、条件は良いと思います。私は、個人的には、現物購入を行っています。

 

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